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中東情勢で塗料やコーキングが不足?外壁塗装で今起きている問題とは

2026年5月7日

最近、外壁塗装や屋根塗装を検討している方から、「材料不足って本当ですか?」「工事ができなくなることはありますか?」という相談が増えています。

実際に現場では、塗料だけでなく、コーキング剤や養生材なども含めて供給が不安定になっているケースがあります。

特にここ数年は、中東情勢や原材料価格の高騰、物流の混乱などが重なり、建築業界全体で“必要な材料がすぐに入らない”状況が続いています。

この記事では、今実際に何が起きているのか、なぜ塗装業界に影響が出ているのか、そして工事を検討している方が何に注意すべきかを整理してお伝えします。

実際に不足しているのは「塗料だけ」ではありません

「塗料が足りない」という話だけを聞くと、一部の商品だけの問題に思われるかもしれません。

しかし実際には、現場で必要になるさまざまな材料が影響を受けています。

特に影響が大きいものとしては、以下のような材料があります。

  • 溶剤系塗料
  • コーキング剤
  • マスキングテープ
  • マスカーテープ
  • ビニール養生材

これらはすべて、塗装工事では日常的に使うものです。

例えばサイディング外壁の場合、コーキング工事はほぼ必須です。外壁の継ぎ目や窓まわりの防水処理を行うため、材料が入らなければ工事そのものが進められません。

また、塗装工事では塗る作業だけでなく、周囲を汚さないための養生も重要です。マスキングテープやビニール養生材が不足すると、現場管理にも影響が出ます。

つまり、「塗料だけ何とかすればよい」という問題ではなく、工事全体に関わる資材が連動して不足している状態です。

なぜ中東情勢が塗装業界に影響するのか

「中東情勢と外壁塗装がどう関係あるの?」と感じる方も多いと思います。

大きく関係しているのが、ナフサという石油化学製品の原料です。

ナフサは、さまざまな化学製品の基礎になる材料で、塗料やコーキング剤、テープ類などにも関わっています。

塗装業界では、このナフサから作られる原料をもとに、多くの製品が製造されています。

例えば、

  • ナフサからキシレンを製造
  • キシレンからフタル酸系原料を製造
  • その原料から塗料・樹脂・接着材などを製造

という流れで、多くの建築材料が作られています。

しかし現在は、原料供給や生産体制に制限がかかり、メーカー側が十分に製造できない状況が発生しています。

さらに、限られた原料が医療系や生活必需品向けに優先されることもあり、建築向けに回る量が減っていると言われています。

その結果、塗装工事に必要な材料が全国的に不安定になっているのです。

水性塗料なら安心とは限らない

最近は「水性塗料なら大丈夫ですか?」という質問もあります。

確かに、溶剤系塗料よりは比較的流通しているケースもあります。

ただし、水性塗料にも注意点があります。

まず、需要が集中しているため、納期未定になるケースがあります。

「在庫がゼロではないけれど、取り寄せに時間がかかる」という状態です。

さらに重要なのは、建物によっては水性塗料が適さない場合があることです。

特に屋根塗装では、下塗り材との相性や下地状況によって、溶剤系を使った方が適しているケースがあります。

材料不足だからといって、安易に「全部水性に変更しましょう」と進めてしまうと、本来必要だった性能が確保できない場合もあります。

塗装工事は、単に塗れればよいわけではありません。

下地との相性や耐久性、防水性まで含めて判断する必要があります。

そのため、「今手に入る材料をとにかく使う」という進め方には注意が必要です。

材料不足の時期に注意したい『安すぎる見積もり』

こういう状況になると、特に注意したいのが価格だけを強調する業者です。

材料価格が上がり、供給も不安定な中で、極端に安い見積もりを出してくる会社には慎重になる必要があります。

実際によくあるのが、

  • 見積書とは違う材料を使う
  • 下塗り材を変更する
  • 必要な工程を減らす
  • 材料不足を理由に内容を変える

といったケースです。

特に下塗り材は、完成後に見えなくなるため、施主側では気付きにくい部分でもあります。

また、このような不安定な時期は、経営が厳しくなる会社も増えます。

近年は中小工務店の倒産も増えており、その背景には材料価格の高騰や資材確保の難しさがあります。

大型案件を扱う大手企業が資金力を活かして材料を確保する一方で、中小規模の会社には材料が回りにくくなるケースもあります。

その結果、

  • 契約後に工事が進まない
  • 入金後に連絡が取れなくなる
  • 会社自体が倒産する

といった不安を感じる方も増えています。

もちろん、すべての会社が危険というわけではありません。

ただ、こういう時期だからこそ、

  • 在庫状況を説明できるか
  • 使用材料を明確に説明できるか
  • 工事内容を変更する可能性を事前に説明しているか

といった点は確認しておいた方が安心です。

「今すぐ契約してください」ではなく、まず状況確認が大切

材料不足の話を聞くと、「急いで契約した方がいいですか?」と不安になる方もいます。

ただ、実際には建物ごとに状況が違うため、一概に急げばよいという話ではありません。

一方で注意したいのは、材料価格は一度上がると下がりにくい傾向があることです。

例えば、今見積もりをしても、数か月後には材料価格が変わってしまうケースがあります。

また、現在は1日単位で状況が変わることもあります。

この記事を読んでいる時点と、実際に相談する時点でも、供給状況や価格が変化している可能性があります。

そのため重要なのは、「本当に今どういう状況なのか」を正しく確認することです。

工事が可能なのか。

材料は確保できるのか。

予定している工法に問題がないのか。

代替材料を使う場合、性能面に影響はないのか。

こうした点を曖昧にせず説明してくれる会社かどうかが重要です。

外壁塗装を相談する前に整理しておきたい情報

現在のように材料状況が変動している時期は、事前情報を整理しておくと相談がスムーズです。

例えば、

  • 建物の築年数
  • 外壁材の種類
  • 過去の塗装歴
  • 気になる症状
  • 雨漏りの有無
  • 希望時期
  • 現在の写真

などがあると、初回相談でも状況を把握しやすくなります。

特にサイディング外壁の場合は、コーキング劣化の状態確認が重要です。

また、屋根塗装では下地状態によって使用できる材料が変わることもあります。

現地調査では、

  • 下地の傷み具合
  • 必要な補修範囲
  • 使用予定材料
  • 現在の供給状況

まで含めて確認することが大切です。

DIOhomesが現在重視していること

現在のような状況では、単に工事を受けるだけではなく、「既存のお客様をしっかり守ること」も非常に重要になります。

DIOhomesでも、既存のお客様やご紹介のお客様を優先しながら、材料確保や工事品質の維持に取り組んでいます。

また、「できること」と「できないこと」を曖昧にせず、現時点の状況をできる限り正確にお伝えすることを大切にしています。

材料不足があるからこそ、

  • 今どの材料が不安定なのか
  • 代替可能なのか
  • 工事時期に影響するのか
  • 見積内容に変更可能性があるのか

を事前に共有し、不安を減らしたうえで進めることが重要だと考えています。

現在は、オリジナル塗料の展開についても、供給回復を見据えながら準備を進めています。

市場状況は日々変わっていますが、だからこそ最新状況を確認しながら判断することが大切です。

外壁塗装・屋根塗装・防水などのご相談は、現地状況を確認したうえで最適な進め方をご提案できます。まずはお気軽にご相談ください。

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この記事を書いた人

DIOhomesメディア担当

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