
この記事は、外壁にツタが絡まってしまい「このまま塗装できるのか?」「無理に剥がして壁が傷まないか?」と悩む、神戸市・伊丹市周辺の施主様向けに、依頼前に確認すべきポイントと失敗しない進め方をまとめたものです。
おしゃれな洋風建築や古民家などで見かける「緑に覆われた外壁」は非常に風情がありますが、いざ外壁塗装を検討する段階になると、実は非常に厄介な存在となります。ツタを放置したまま塗装ができるのか、あるいはどのように処置すべきなのか、専門店の視点から詳しく解説します。
外壁のツタを放置してはいけない3つの理由
結論から申し上げますと、ツタが絡まった状態のまま上から塗装をすることは不可能です。もし無理に塗ったとしても、数年以内に塗膜が剥がれ落ちるだけでなく、建物そのものに深刻なダメージを与えるリスクがあります。
1. 根が外壁やコーキングを破壊する
ツタは「吸着根」と呼ばれる非常に強い根を外壁に張り巡らせます。この根が外壁材の微細なひび割れや、パネルの継ぎ目であるコーキング(シーリング)に食い込み、成長とともに隙間を押し広げてしまいます。これにより、外壁材が浮いたり割れたりする物理的な破損を招きます。
2. 湿気がこもり、シロアリやカビの温床になる
密集したツタの葉は日光を遮り、風通しを悪くします。常に外壁が湿った状態になるため、カビやコケが繁殖しやすくなるだけでなく、湿気を好むシロアリなどの害虫を呼び寄せる原因にもなります。
3. 雨漏りの直接的な原因になる
コーキングを突き破ってツタが内部に侵入すると、そこが雨水の通り道となります。ツタが屋根の瓦の隙間にまで到達すると、瓦を浮かせたり、雨樋を詰まらせたりして、建物内部への浸水を加速させます。
ツタがある外壁を塗装するまでの「正しい工程」
ツタが生えている家を塗装する場合、通常の塗装工事よりも手間と時間がかかります。単に「引き剥がす」だけでは不十分だからです。
根を完全に除去するための特殊作業
まず太い茎をカットして枯らしたあと、手作業でツタを剥がしていきます。しかし、壁に残った細かな根っこ(吸着根)は、手で引っ張っただけでは取れません。無理に剥がすと外壁の表面(塗膜やサイディングの基材)まで一緒に剥がれてしまうため、バーナーで根を焼き切ったり、専用の工具で削り取ったりする作業が必要になります。
下地補修の重要性
ツタを除去したあとの外壁は、根によって表面が凸凹になっていたり、小さな穴が開いていたりします。このまま塗料を塗っても仕上がりが悪く、密着不良を起こしてしまいます。そのため、高圧洗浄で汚れを落としたあとに、パテやモルタルで下地を平滑に整える補修工程が不可欠です。
塗装後の再発防止
ツタを根元から完全に絶たなければ、塗装後にまた壁を這い上がってきます。塗装工事のタイミングで、根本の伐採や、必要に応じて除草剤による処理を行い、せっかく新しくした塗膜を守る対策を講じます。
ツタ除去にかかる費用相場と注意点
外壁塗装の見積もりとは別に、ツタの除去費用が発生します。範囲や状態によって大きく変動しますが、一般的な目安を知っておくことが大切です。
費用の目安
- 部分的な除去(1階のみなど): 約3万円〜8万円
- 家全体の全面除去: 約10万円〜30万円(足場代が必要な場合が多い)
- 処分費用: 約1万円〜3万円(剥がしたツタの量による)
多くの施主様が驚かれるのは「足場代」です。2階まで伸びたツタを安全かつ丁寧に除去するには、塗装と同様に足場が必要になります。そのため、ツタの除去だけを単独で行うよりも、外壁塗装の足場を組むタイミングで一緒に作業を行うのが、最もコストパフォーマンスが良い方法です。
安すぎる業者には注意
「ツタの除去は無料でやります」という業者が稀にいますが、注意が必要です。丁寧な根の処理や下地補修を省き、ただ引き剥がして上から塗るだけの「手抜き工事」をされると、数年後にツタの跡が浮き出てきたり、塗装が剥がれてきたりするトラブルに繋がります。
失敗しないための業者選びと準備
ツタのある家の外壁塗装は、通常の家よりも高い専門性が求められます。以下のポイントを参考に、信頼できるパートナーを選んでください。
現地調査の丁寧さをチェック
図面や写真だけで見積もりを出す業者ではなく、実際に現地で「ツタがどこまで食い込んでいるか」「下地の傷み具合はどうか」を詳細に調査してくれる業者を選びましょう。双眼鏡や高所カメラを使って、屋根や雨樋の状況まで見てくれるかが判断基準になります。
見積書の内訳を確認
見積書に「ツタ除去一式」とだけ書かれている場合は、具体的な作業内容を確認してください。「根の焼き切り作業は含まれるか」「下地補修はどの範囲まで行うか」を口頭だけでなく書面で明確にすることが、後々のトラブル回避に繋がります。
依頼前に準備しておきたい情報
相談する際は、以下の情報を整理しておくとスムーズです。
- ツタが生えてから何年経過しているか
- 以前に一度自分で切ったことがあるか(根が残っている可能性があるため)
- 屋根の上まで伸びているか
- 今後はツタを残したいのか、完全に無くしたいのか
まとめ:ツタの悩みは早めの相談が「家の寿命」を延ばす

外壁に絡まったツタは、放っておくと建物の「心臓部」まで侵食していきます。もし現在、塗装を検討されているのであれば、ツタの処理を最優先で考えるべきです。適切な処置を行えば、ツタに覆われていた壁も見違えるほど綺麗に、そして丈夫に生まれ変わります。
神戸市・伊丹市周辺でツタの絡まった外壁にお悩みの方は、まずは現状の診断から始めましょう。建物へのダメージを最小限に抑え、長く安心できる住まいにするための最適なプランをご提案します。
DIOhomesに相談して、現地状況に合った進め方を整理したい方はお気軽にご連絡ください。
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