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外壁の「ブーブー現象」とは?膨れ・反り・隙間が出たときの正しい対処法

2026年2月11日

外壁を手で押すと「ブヨブヨ」「ポコポコ」と動く感じがする、目地に隙間ができてきた、外壁の面が波打つようにうねって見える。こうした症状は、いわゆる外壁の「ブーブー現象」と呼ばれる不具合の可能性があります。

見た目が気になるだけでなく、隙間ができる場所や進み方によっては雨水の入り口になり、下地の傷みにつながることもあります。一方で、塗装やコーキングを追加すれば解決するタイプの不具合ではないケースがあるため、最初の判断がとても重要です。

この記事では、ブーブー現象の特徴、起きやすい外壁材の傾向、放置のリスク、そして「何ができて、何ができないのか」を施主さん目線で整理します。

ブーブー現象とは「外壁材そのものが膨れたり反ったりして動く状態」

ブーブー現象は、外壁の表面塗膜が剥がれたというより、外壁材の板そのものが膨張・変形してしまい、手で押すとたわむように感じたり、目地に隙間が出たりする状態を指すことが多いです。

よくある見え方は次の通りです。

  • 外壁の継ぎ目(目地)が以前より開いている
  • 外壁の面がうねる、波打つ
  • 押すとポコッと凹む、または膨らんでいる感じがする
  • サッシまわりや角、上下端など特定のラインに症状が集中する

この段階で「コーキングを増し打ちすれば大丈夫」と判断してしまうのが、失敗の入口になりやすいです。動いているのが“目地”ではなく“板”だからです。

起きやすいのは「中空構造の外壁材」など、内部に空間があるタイプの一部

ブーブー現象は、外壁材の種類やシリーズ、施工方法によって起きやすさが変わります。代表的に話題になりやすいのが、押出成形セメント板のように断面が中空(内部が空洞)になっているタイプの外壁材です。

ここで大事なのは、「中空=全部ダメ」ではないことです。同じような構造でも問題が出ない製品もありますし、逆に同じメーカーでもシリーズや時期で差が出ることがあります。

それでも中空タイプで不具合が出やすいとされる理由は、ざっくり言うと次の重なりです。

  • 水分や湿気、温度変化の影響で板が伸び縮みしやすい
  • 中空部分の影響で変形が表面に出やすい
  • 釘を使わず金具で引っ掛けて固定する工法の場合、板の動きが目地に出やすいことがある

外壁材は「多少動いても問題ない」ように作られているのが理想ですが、動きが大きくなると隙間が出て、雨の当たり方や風向きによっては水が入りやすくなります。

放置するとどうなる?見た目以上に怖いのは「雨水の入口ができること」

ブーブー現象で一番注意したいのは、外壁材が変形して目地が開くことで、雨水が入りやすいルートができることです。

もちろん、外壁は表面だけで雨を止めているわけではなく、内部には防水シートなどの二次防水があります。ですが、入り口が増えるほど内部の負担は増えますし、条件が悪いと次のような問題につながります。

  • 防水層に負担がかかり、内部結露や湿気が抜けにくくなる
  • 下地材が湿り、釘や金物の保持力が落ちる
  • カビや腐朽が進み、補修範囲が広がる
  • 室内側ににおい、クロスの浮き、シミなどが出ることがある

「今は雨漏りしていないから大丈夫」と思って先送りすると、いざ直す段階で工事が大きくなりやすいのが外装の怖さです。外壁の不具合は、早く気づいた方が選択肢が多い傾向があります。

対処法の基本は「原因が外壁材の変形なら、塗装やシーリングだけでは解決しない」

ブーブー現象の相談で多いのが、「塗装で何とかならないか」「目地を埋めれば止まるのでは」という考え方です。結論から言うと、外壁材が変形して動いている場合、塗装やシーリングは根本解決になりにくいです。

塗装は表面保護には有効ですが、板の膨れ・反り・うねりを元に戻すものではありません。シーリングも同様で、動きが大きいところを無理に埋めると、すぐ切れたり、逆に水の逃げ道を塞いで別の場所から回り込んだりすることがあります。

現実的な選択肢は、状態によって次のいずれかになります。

張り替えが必要になるケース

押すと大きく動く、目地の隙間が広い、面のうねりがはっきりしているなど、変形が進んでいる場合は、部分的または面単位での張り替えが検討対象になります。

張り替えのやっかいな点は、外壁材だけ外して終わりにならないことがある点です。たとえば外壁のラインによっては雨どい、役物、配線・配管の取り合いなどを一時的に外す必要が出ることがあります。ここを理解せずに「部分だけ簡単に替えられる」と思い込むと、見積もりの上振れや工程の長期化でストレスになりやすいです。

まだ軽微な段階で、経過観察と計画メンテナンスができるケース

膨れや反りが軽く、隙間も小さい段階なら、すぐに張り替え一択ではなく、定期的に状態を追いながら、適切な時期に外壁改修を計画する方法も現実的です。

ただしこの場合でも、「塗装すれば安心」という結論に飛びつかないことが大切です。塗装をするなら、どの範囲にどんなリスクがあるのかを説明してもらい、想定外が起きたときの考え方まで含めて判断した方が後悔が減ります。

早めに気づくためのチェックポイントと、相談前に用意すると良いもの

ブーブー現象は、最初は「気のせいかな?」くらいの違和感から始まることがあります。早めに気づくために、次のポイントを定期的に見てみてください。

  • 目地の隙間が以前より広がっていないか
  • 外壁の面が波打って見えないか(斜めから見ると分かりやすい)
  • サッシまわり、角、上下端などに集中していないか
  • 押すと動く場所が増えていないか
  • 雨のあとだけ黒ずみが濃くなる場所がないか

そして、現地調査を依頼する前に次の情報があると話が早いです。

  • 築年数(だいたいでOK)
  • 外壁の工事歴(塗装、シーリング、部分補修の有無)
  • 症状が出ている位置が分かる写真(引きと寄り)
  • 気になるタイミング(雨のあと、夏場、冬場などの変化)
  • 「見た目も整えたい」「雨漏りが怖い」「予算を抑えたい」など優先順位

写真は、近景だけでなく外壁全体が分かる引きの写真があると、症状の広がり方やラインが読みやすくなります。

相談から工事までの流れと、業者選びで確認したいこと

外壁の変形が絡む不具合は、「直し方の正解」が一つではありません。だからこそ、調査と説明の質がとても重要です。一般的な流れは次のようになります。

  • 相談(症状、築年数、工事歴、気になる点を共有)
  • 現地調査(目地、面のうねり、固定方法、取り合い、雨水の当たり方など確認)
  • 改修方針の整理(張り替え範囲、付帯物の脱着、見た目の合わせ方)
  • 見積もり提示(項目が分かれ、根拠が説明されている)
  • 工事(養生、脱着、張り替え、復旧、仕上げ、最終確認)

見積もり比較では、金額だけでなく次を確認してください。

  • ブーブー現象の原因をどう見立てているか(外壁材の変形か、固定不良か、別要因か)
  • 「塗装・シーリングでいける」と言うなら、その条件とリスク説明があるか
  • 張り替えの場合、雨どいなど付帯物の脱着や復旧が見積もりに含まれているか
  • 張り替え後の見た目の合わせ方(色、柄、目地ライン)まで触れているか

DIOhomesでは、外壁塗装だけでなく外壁の改修や防水も含めて、現地状況から「今の症状に対して何が合理的か」を整理して提案します。いきなり大がかりにせず、どこまで直せば再発リスクを下げられるか、優先順位を一緒に決める進め方が可能です。

外壁塗装・屋根塗装・防水などのご相談は、現地状況を確認したうえで最適な進め方をご提案できます。まずはお気軽にご相談ください。

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