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ただ塗るだけじゃダメ?夏に効く塗装の選び方

2025年10月8日

こんにちは、DIOhomesです!

今回は、お問い合わせでもよく聞かれる「遮熱塗料って実際どうなの?」という疑問にお答えしていきます。

「外壁や屋根に遮熱塗料を塗れば夏が涼しくなる!」と期待している方も多いかもしれませんが、
施工方法や建物の状態によって効果には差が出るのが実情です。

この記事では、以下の3つの観点から、遮熱塗料の効果と後悔しないためのポイントをまとめました。

  • 遮熱塗料の基本的な仕組みと効果
  • 遮熱効果を最大化するための施工ポイント
  • 遮熱塗装のベストな時期と注意点

今後の塗装計画やリフォームに、ぜひお役立てください。

遮熱塗料とは?期待できる効果と誤解されがちなポイント

遮熱塗料の仕組み

遮熱塗料とは、太陽光の赤外線(熱線)を反射する性能をもった塗料です。

屋根や外壁の表面温度の上昇を抑え、室内温度の上昇を間接的に防ぎます。

一般的な塗料と比べて、表面温度で10〜20℃ほど低減できるケースもあります。

遮熱=冷房効果ではない

遮熱塗料は“暑さを和らげる”ための補助的な機能であり、エアコン不要になるほどの断熱効果はありません。

「塗っただけで劇的に涼しくなる」というのは誤解で、あくまで他の対策と組み合わせることで真価を発揮するという点は押さえておきましょう。

遮熱効果を最大化するための施工ポイント

1. 下地の劣化や断熱材の有無を事前に確認する

外壁や屋根の下地が劣化していたり、断熱材が入っていなかったりすると、遮熱塗料の効果が大きく低下します。

【要チェック】

  • クラック(ひび割れ)の補修は済んでいるか
  • 断熱材が施工されているか(特に築年数が古い家)

遮熱塗料だけに頼らず、断熱材の見直しや下地補修も合わせて検討すると、より効果的です。

2. 遮熱プライマー(下塗り材)を併用する

遮熱効果は“上塗り塗料”だけで決まるわけではありません。

最近では、遮熱性能を持つ下塗り材(遮熱プライマー)も登場しており、
これを併用することでダブル遮熱構成となり、効果がさらに高まります。

DIOhomesでは、この遮熱プライマーを使用した「W遮熱施工」も対応可能です!

3. 色選びにも注意!暗色系は効果が下がる

遮熱性能は、塗料の色によっても変わります。

特に黒や紺などの濃色は、赤外線を吸収しやすいため遮熱効果が下がる傾向にあります。

可能であれば、白系や明るいグレー・ベージュなどを選ぶと、より高い遮熱効果が期待できます。

遮熱塗装のベストな施工時期はいつ?

夏直前(春〜初夏)が理想

遮熱塗装を検討しているなら、4〜6月頃の施工がベストタイミングです。

理由は以下の通りです。

  • 梅雨前に塗装を終えやすい(施工期間中に雨の影響を受けにくい)
  • 夏本番に間に合う(施工完了後すぐに効果を実感しやすい)
  • 依頼が集中する前に予約が取れる

夏の猛暑を迎える前に、準備万端で快適な住まいを整えられるというメリットがあります。

秋や冬に施工しても大丈夫?

遮熱塗料は通年使える塗料なので、秋や冬に施工しても問題ありません。

ただし「すぐに効果を体感したい!」という方は、施工後に暑さが来るタイミングが望ましいです。

劣化・施工ミスで効果が激減?注意すべき落とし穴

せっかく遮熱塗料を塗っても、メンテナンスや施工に問題があると効果が発揮されません。

よくある落とし穴を見ていきましょう。

シーリング劣化を見落とすとNG

外壁の継ぎ目やひび割れに使われているシーリング(コーキング)が劣化していると、

遮熱塗料の効果も半減します。

【見落としがちなポイント】

  • 打ち替えが必要な箇所を増し打ちで済ませてしまう
  • シーリングが痩せて防水性が低下している

遮熱塗装前にシーリングの打ち替えや補修を確実に行うことが重要です。

塗装回数や乾燥時間が適切か

遮熱塗料は規定の回数・塗布量・乾燥時間を守らなければ、本来の性能が発揮されません。

DIOhomesでは、3回塗り+塗料缶の写真記録+工程報告書提出を徹底しており、お客様が安心できる施工体制を整えています。

遮熱塗料に向いている家・向いていない家

向いているケース

  • 南向きで日差しをよく受ける屋根・外壁
  • 断熱材がしっかり入っている家
  • 2階が特に暑くなる家

向いていないケース

  • 断熱材がまったく入っていない(まずは断熱材の補強を)
  • 木造平屋で日陰が多い
  • そもそも暑さが気になっていない

「塗れば絶対涼しくなる!」ではなく、住まいの環境を見て最適な提案を受けることが大切です。

まとめ:遮熱塗装で快適な夏を迎えるには

遮熱塗料は、正しい施工と下準備、塗料選びを行えば確かに効果が実感できる塗装方法です。

ただし、

  • 塗るだけで完璧な断熱になるわけではない
  • 下地やシーリングの劣化も影響する
  • 塗料の色や施工時期も大事

こういった複合的な要因をきちんと押さえておくことで、「期待外れだった…」という後悔を防げます。

遮熱塗装に関するご相談はDIOhomesへ!

DIOhomesでは、遮熱塗装を含めた外壁・屋根の塗装工事を無料現地調査・見積もり付きで対応しています。

  • 現地での温度調査
  • 使用する塗料のご説明
  • 断熱や雨漏りの相談もOK

あなたの家にとって最適なご提案を心がけていますので、ぜひお気軽にご相談ください!

▶︎ [遮熱塗装のお問い合わせはこちらから]

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