
こんにちは。神戸市・伊丹市で外壁塗装とリフォームを行う DIOhomes(ディオホームズ) です。
「サイディングって種類が多くて何を選べば良いの?」というご相談をよくいただきます。
結論から言うと、神戸の気候(湿気・沿岸の塩害・台風)を前提に選ぶのが正解です。
この記事では主要サイディングの特徴と、神戸で長持ちさせるポイントをプロ目線でわかりやすく解説します。
この記事でわかること
- 主要サイディング4種(窯業系/金属系/木質系/樹脂系)の耐久・メンテ・向き不向き
- 神戸の気候を踏まえた失敗しない選び方
- リフォーム(張り替え・カバー)時の注意点と塗装で長持ちさせるコツ
サイディングの主な種類と基本性能
サイディングは大きく4つ。まずは全体像を把握しましょう。
種類 | 主素材 | 強み | 注意点 | 神戸での相性 |
---|---|---|---|---|
窯業系サイディング | セメント+繊維 | デザイン豊富/コストバランス | 吸水しやすくコケ・カビ注意、目地メンテ必要 | ◎(塗装&コーキング管理が鍵) |
金属サイディング | ガルバリウム鋼板等 | 軽量・耐震/汚れにくい | 傷・サビに注意、下地処理が重要 | ◎(沿岸部の塩害対策で人気) |
木質系サイディング | 天然木 | 意匠性・質感抜群 | 吸水・反り、定期塗装必須 | △(こまめなメンテ前提) |
樹脂系サイディング | 塩ビ樹脂等 | 退色しにくく割れに強い | 国内採用が少なく流通・施工実績の差 | ○(条件が合えば有効) |
ポイント:素材ごとに“水・塩・紫外線”への耐性が違うため、
同じ工法でも下地処理・コーキング仕様・塗料選定が変わります。
窯業系サイディング|最も普及。神戸では“防水・目地管理”が命

特徴
- 国内シェア最大。柄・色が豊富でコスパ良好
- セメント系で吸水しやすい → コケ・カビが発生しやすい
メリット
- デザインの選択肢が広い
- 既存住宅の再塗装(クリヤー/色替え)と相性が良い
注意点(神戸視点)
- 梅雨〜台風期の長湿潤で目地コーキングが劣化しやすい
- 北面・植栽の多い面に藻・カビが出やすい
- 海風エリアでは塩分で塗膜が汚れやすい
長持ちのコツ
- 目地:打ち替え前提(オートンイクシード等の高耐久材+プライマー厳守)
- 洗浄:高圧だけでなくバイオ洗浄を併用し根を落とす
- 塗料:無機・高耐候フッ素などの超低汚染型で再発を抑制
金属サイディング(ガルバリウム等)|軽くて強い。沿岸部で選ばれる理由

特徴
- アルミ亜鉛めっき鋼板などで軽量・高耐候
- 熱反射や遮音・断熱材一体型パネルも選択可
メリット
- 汚れにくい、苔・カビが出にくい
- 建物の荷重を増やしにくくカバー工法と相性◎
注意点(神戸視点)
- 塩害:表面傷からの錆に注意 → 下地処理&適正プライマーが必須
- もらい錆、切断端部の防錆ケアを確実に
長持ちのコツ
- 施工時の切断粉除去・端部防錆の徹底
- 塗装時は金属用下塗り(エポ系等)を素材に合わせて選定
- 海沿いは洗い流し(定期清掃)を推奨
木質系サイディング|唯一無二の質感。こまめな塗装が前提

特徴
- 天然木の表情が魅力。デザイン住宅で人気
メリット
- 経年変化を楽しめる
- 断熱・調湿の体感的な心地よさ
注意点(神戸視点)
- 湿気で反り・割れ・腐朽リスク
- UVと雨で退色が早い → 頻繁な保護塗装が必要
長持ちのコツ
- 浸透型保護塗料でこまめにメンテ
- 直打ちを避け通気層を確保、下端ディテールに配慮
樹脂系サイディング|割れに強く退色しにくい。実績・供給を要確認

特徴
- 樹脂(塩ビ等)ベースで割れ・凍害に強い
- 色あせが緩やかで塗り替え頻度が少なめ
メリット
- 海風・凍結でもクラックが出にくい
- 軽量でリフォーム向き
注意点(神戸視点)
- 国内は施工実績が地域差 → 施工店の経験値を確認
- 高温時の膨張収縮・固定方法に熟練度が必要
神戸で失敗しない“サイディング選び”3原則

- 立地区分で考える
- 沿岸部:金属系(防錆徹底)or 無機塗料で汚れ防止
- 山麓・北向き:窯業系+超低汚染塗料+バイオ洗浄
- 住宅密集・植栽多:防藻・防カビ性能を優先
- 目地・取り合いの設計を重視
- サッシ廻り/入隅/水平目地は最初から高耐久仕様
- 「打ち増し」より打ち替えを基本に
- “塗装で守る”前提で総合最適
- 素材の欠点は下地処理+塗料選定でカバー
- 仕上げは無機・高耐候フッ素・超低汚染を使い分け
張り替え・カバー工法・塗り替え|どれを選ぶ?

張り替え(既存撤去→新設)
- メリット:下地劣化も含めて根治
- 注意:廃材・足場・付帯まで含むとコスト大
カバー工法(既存の上に新設)
- メリット:解体が少なく工期短縮、金属系と相性◎
- 注意:下地の雨漏りを先に診断、通気・結露計画
塗り替え(洗浄→下地補修→再塗装)
- メリット:コスパ最強、意匠を保って耐久延命
- 注意:高圧+バイオ洗浄/コーキング打替が前提
DIOhomesでは現地調査で下地・通気・劣化度を数値と写真で可視化。
費用×耐久×工期の3軸で最適案をご提案します。
よくある失敗と回避策(神戸版)

- 失敗①:北面の緑汚れがすぐ戻る
- 回避:高圧+バイオ洗浄→防藻性下塗り+超低汚染上塗り/植栽剪定
- 失敗②:沿岸で金属に点サビ
- 回避:切断端部の防錆処理→金属用プライマー厳守→定期洗浄
- 失敗③:窯業系で目地割れ
- 回避:打ち替え+高耐久シール材(適正プライマー)/可動目地の設計見直し
カラー選びのコツ(汚れ・街並み・温熱)
- 汚れに強い色:グレージュ/淡~中明度グレー(雨だれ目立ちにくい)
- 街並み調和:神戸の海・山のトーンに合わせたブルーグレー/アースカラー
- 温熱:直射の強い南面は高反射・遮熱塗料で体感差が出ます
迷ったら、無料カラー提案(配色テンプレ&シミュレーション)をご活用ください。
DIOhomesの施工ポリシー(長持ちの“地味だけど大事”な話)
- 下地9割主義:洗浄・素地調整・目地処理に最も時間をかける
- 素材×塗料の適合性:カタログより現場条件を優先
- 神戸の気候前提:湿度・風向・塩害の条件を仕様書に反映
- アフター:定期点検で再発兆候を早期に潰す
まとめ|神戸の家は“素材選び+下地+塗装”で長持ちします
- サイディングは窯業/金属/木質/樹脂の性格を理解
- 神戸の湿気・塩害・台風を前提に目地・下地・塗料を最適化
- 迷ったら現地診断→費用×耐久×意匠で総合判断が正解
👉 外壁の素材選びや塗り替え時期でお悩みなら、まずはお気軽にご相談ください。
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