
外壁塗装の塗料を徹底比較|ラジカル制御型・フッ素塗料の特徴と選び方をプロが解説【DIOhomes】
外壁塗装を検討するとき、多くの方が悩まれるのが
「どの塗料を選べばいいの?」
という点です。
塗料にはさまざまな種類があり、
価格も耐久年数も性能もまったく違います。
・ラジカル制御型って最近よく聞くけど本当に良い?
・フッ素塗料は高いけど長持ちするって本当?
・結局どの塗料がうちの家に合っているの?
こうした疑問に、神戸市・伊丹市で外壁塗装を専門に行うDIOhomesのスタッフが、
現場目線でわかりやすくお答えします。
この1記事で、外壁塗装の塗料選びに必要な知識がすべて網羅できる内容です。
ぜひ塗料選びの参考にしてください。
もくじ
外壁塗装の塗料はどう選ぶべき?基本の考え方

塗料を選ぶ際に重要なのは、次の4つのポイントです。
● 耐久年数
「どれくらい持つ塗料なのか」は最も重要です。
安価な塗料は短期間で劣化しやすく、結果的に塗り替え回数が増えてしまいます。
● 価格(初期費用)
高耐久の塗料ほど価格は高くなりますが、長期的なコストで見ると割安になるケースも多くあります。
● 外壁材との相性
サイディング・モルタル・ALCなど、外壁材によって適した塗料は異なります。
● 地域の気候(神戸市・伊丹市の特性)
海風・湿気・寒暖差が劣化に影響し、塗料選びにも直結します。
外壁塗装は「価格だけで選ぶ」よりも、
「長く住む予定かどうか」「家の立地条件」「外壁材」などを踏まえて選ぶのが成功のポイントです。
外壁塗装で使われる主要な塗料6種類の特徴を比較
外壁塗装で使われる塗料は、大きく次の6種類に分類できます。
アクリル
ウレタン
シリコン
ラジカル制御型
フッ素
無機
ここでは、それぞれの特徴を簡単に整理します。
アクリル塗料(耐久性が低く現在はほとんど使われない)
最も安価な塗料ですが、耐久性が低いため現在の外壁塗装ではほぼ使われません。
耐久年数:5〜7年
メリット:とにかく安い
デメリット:劣化が早く、長期的に割高
「とりあえず塗っておきたい」場合には選ばれることがありますが、
外壁塗装としてはおすすめしません。
ウレタン塗料(柔らかく密着性が高い)
昔はよく使われていた塗料で、木部・鉄部には今も使われることがあります。
耐久年数:7〜10年
メリット:柔軟性があり密着しやすい
デメリット:紫外線に弱く、外壁には不向き
モルタル外壁などには耐久性が不足するため、
現在では“部分的な使用”が主流です。
シリコン塗料(現在の外壁塗装で最も選ばれている)
外壁塗装の“標準”ともいえる塗料です。
価格・耐久性・性能のバランスが良く、一般家庭で最も採用されています。
耐久年数:10〜13年
メリット:コスパが良い、汚れに強い
デメリット:フッ素・無機と比べると耐久性が下がる
「迷ったらシリコン」というほど人気の塗料です。
ラジカル制御型塗料(近年の“新定番”。耐久性に優れる)
近年急速に普及しているのがラジカル制御型塗料です。
ラジカルとは、外壁を劣化させる原因になる“劣化因子”のこと。
このラジカルが発生するのを抑えることで、塗膜の劣化を大幅に遅らせる仕組みです。
耐久年数:12〜15年
メリット:色あせに強い、シリコンより耐久性が高い
デメリット:価格はシリコンよりやや高め
シリコンとフッ素の“ちょうど中間”に位置する性能で、
現在最もバランスが良い塗料といわれています。
フッ素塗料(高耐久で長く持たせたい方におすすめ)
フッ素塗料は、耐久性の高さが特徴です。
高層ビルや橋など、過酷な環境でも使われるほど耐久性があります。
耐久年数:15〜20年
メリット:汚れに強い、雨筋汚れがつきにくい、耐候性が高い
デメリット:価格が高い、塗膜が硬いため扱いに注意が必要なケースもある
「長く住む予定」「海沿いに家がある」などのご家庭に向いています。
無機塗料(最上級の耐久性を誇る)
無機塗料はガラスのように紫外線に強く、非常に長持ちします。
耐久年数:20〜25年
メリット:最高クラスの耐候性、色あせしにくい
デメリット:費用が高い、扱いには高い技術が必要
「築年数が古い家をまとめて補強したい」
「塗り替え回数を極端に減らしたい」
という方に選ばれることが多い塗料です。
塗料の違いを一目で比較|耐久年数・価格・性能の一覧表
外壁塗装の塗料は、一覧で比較すると違いと特徴が一目でわかります。
| 塗料の種類 | 耐久年数 | 価格帯 | メリット | デメリット | 向いている家 |
|---|---|---|---|---|---|
| アクリル | 5〜7年 | ★ | 非常に安い | 劣化が早い | とにかく低予算 |
| ウレタン | 7〜10年 | ★★ | 密着性が高い | 紫外線に弱い | 部分塗装 |
| シリコン | 10〜13年 | ★★★ | コスパ最強 | フッ素より寿命は短い | 迷ったらコレ |
| ラジカル | 12〜15年 | ★★★★ | 色あせに強い | 少し割高 | 長持ち重視の一般家庭 |
| フッ素 | 15〜20年 | ★★★★★ | 超高耐久 | 初期費用が高い | 長く住む家・海沿い |
| 無機 | 20〜25年 | ★★★★★★ | 最強に長持ち | 高価格 | 塗り替え回数を減らしたい家 |
ラジカル制御型塗料とは?選ばれる理由を専門家が解説
ラジカル制御型塗料は、現在多くのお客様が選ばれる“新定番”の塗料です。
特に神戸市・伊丹市は紫外線が強く、
外壁の色あせが進みやすい地域のため、相性が非常に良い塗料です。
● 紫外線に強い
外壁を劣化させるラジカル(劣化因子)を発生させにくい成分が配合されています。
● コスパが良い
耐久性はシリコンより上、価格はフッ素より下。
バランスの良さが魅力です。
● 色あせしにくい
チョーキング(白い粉)が起きにくく、美観を長く維持できます。
● 多くの外壁材に対応
サイディング・モルタルなど幅広い外壁に適しています。
迷ったときにおすすめされるのは、「コスパがよく長持ちだから」です。
フッ素塗料のメリット・デメリット
フッ素塗料は「耐久性トップクラス」の塗料として人気があります。
メリットとデメリットを整理すると、選びやすくなります。
● フッ素塗料のメリット
・耐久性が高く、塗り替え頻度を減らせる
・汚れに強く、雨筋汚れがつきにくい
・海沿い(神戸の西区・垂水区など)にも強い
● フッ素塗料のデメリット
・初期費用が高い
・塗膜が硬いため、外壁材によっては相性を確認する必要がある
・色によっては仕上がりにムラが出ることもある
■ こんな方におすすめ
・長く住む予定がある方
・海沿いの家に住んでいて塩害が気になる方
・2階建て・3階建てで足場費を削減したい方(塗り替え頻度を減らすため)
結局どの塗料がいいの?目的別におすすめを紹介
塗料は「家の状況」「予算」「住む予定の年数」によって最適解が変わります。
ここでは目的別におすすめを整理します。
● コスパ重視
シリコン
● 迷ったらこれ
ラジカル制御型(総合力が高い)
● とにかく長持ちさせたい
フッ素 or 無機
● 海沿い(神戸市西区・須磨区・垂水区)
フッ素塗料
● 築20年以上の家で劣化が進んでいる
ラジカル制御型 or フッ素
● 30年以上住む予定がある
無機塗料が長期的に最も安くなる
外壁塗装は値段だけで選ぶのではなく、
「どんな暮らし方をしたいか」で選ぶことが大切です。
塗料選びで失敗しないためのチェックポイント
塗料選びで後悔しないために、次の点は必ず確認しましょう。
● 使用塗料名とメーカーが明記されているか
「シリコン塗料一式」など曖昧な見積書は注意が必要です。
● 塗装回数
外壁塗装は基本3回塗りが前提です。
● 下塗り材の種類
下塗り材は外壁材によって適した種類が異なります。
● 業者が塗料を正しく扱えるか
フッ素や無機は扱いに技術が必要な場合があります。
DIOhomesが採用する塗料とその理由
DIOhomesでは、神戸市・伊丹市の気候や外壁材を踏まえて塗料を選定しています。
● 紫外線が強い地域性に対応
ラジカル制御型・フッ素は色あせに強く、地域の気候と相性が良いです。
● 現場での実際の耐久実績を重視
カタログ性能だけでなく、実際の現場で長持ちする塗料を選んでいます。
● 写真つき工程管理
どの塗料を何回塗ったか、しっかり確認できます。
まとめ|外壁塗装の塗料選びは“家の未来を決める”大事な選択

塗料選びは「長く快適に住むための投資」です。
ラジカル制御型やフッ素塗料など、性能の高い塗料が増えていますが、
最適な塗料は家の状況・住む年数・立地条件によって変わります。
DIOhomesでは、お客様の家に最も適した塗料をご提案するため、
現地調査から細かく状態を確認し、最適なプランをご説明します。
まずはお気軽にご相談ください。
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