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フッ素塗料のデメリット5選|後悔しない選び方も解説

2025年8月28日

外壁塗装を考えるとき、長持ちする塗料を選びたい――そう思われる方は多いはずです。

その中でも「フッ素塗料」は、耐久性の高さで注目されている人気の塗料です。

しかし、良いことばかりに見えるフッ素塗料にも、実は注意すべき“デメリット”があるのをご存知でしょうか?

この記事では、外壁塗装の専門店「DIOhomes」の視点から、フッ素塗料の特徴やデメリット、後悔しないための選び方までをわかりやすく解説します。

「せっかく塗装するなら、失敗したくない」

そんな方にこそ、ぜひ最後まで読んでいただきたい内容です。

まずは知っておきたい|フッ素塗料の基本特徴

耐久性にすぐれた高機能塗料

フッ素塗料とは、塗料の中でも特に耐候性・耐久性に優れたハイグレード塗料のことです。

紫外線や風雨による劣化を受けにくく、一般的には15〜20年もの長期間にわたって外壁を守ることができます。

また、表面がなめらかでホコリや排気ガスがつきにくく、汚れにくさ(低汚染性)にもすぐれています。

このため、塗り替えの頻度をできるだけ減らしたいご家庭には大変人気があります。

どんな住宅に向いているのか?

フッ素塗料が特に向いているのは、以下のようなご家庭です:

  • 2階建て以上で足場費用がかさむ住宅
  • → 塗り替え回数を減らすことで、トータルコストを抑えられる
  • 外観を長くキレイに保ちたい住宅
  • → ツヤのある仕上がりが長続きし、色あせにも強い
  • 沿岸部や高温多湿の地域
  • → 紫外線・雨風・塩害などに強く、劣化しにくい

ただし、住宅の立地や外壁の素材によっては、かえって不向きなケースもあります。

だからこそ、「フッ素塗料=万能」だと思い込まず、メリットとデメリットの両方を把握しておくことが大切です。

フッ素塗料のデメリットとは?

フッ素塗料はたしかに高性能ですが、どんな家にも“ベスト”というわけではありません。

ここでは、実際に塗装現場でよくご相談いただく「フッ素塗料の注意点・デメリット」を5つご紹介します。

デメリット①|価格が高めで初期費用がかさむ

フッ素塗料は、シリコン塗料やウレタン塗料に比べて価格が高めです。

施工費込みの相場としては、

  • シリコン塗料:約2,000~2,500円/㎡
  • フッ素塗料:約3,000~4,500円/㎡

と、1.5倍~2倍程度の差が出ることもあります。

そのため、「初期費用をなるべく抑えたい」という方にとっては、少しハードルが高い選択肢になるかもしれません。

デメリット②|施工に高い技術が必要

フッ素塗料は、高機能である反面、施工の難易度が高い塗料でもあります。

塗膜が硬く、乾燥時間や塗布量などの管理がシビアなため、施工者の技術によって仕上がりが大きく左右されます

経験の浅い業者が扱うと、ムラになったり、後々剥がれが発生するリスクも。

DIOhomesでは、フッ素塗料の施工実績が多数ある職人が担当しますが、

業者選びが仕上がりに直結する塗料であることを知っておいてください。

デメリット③|密着力に注意。塗装下地を選ぶ

フッ素塗料は表面がなめらかで硬いため、下地との密着力が落ちやすいという性質もあります。

特に注意が必要なのは以下のようなケースです:

  • 劣化が進んだモルタル壁やALCパネル
  • 旧塗膜に適切な下地処理がされていない場合

このような場合、専用の下塗り材を使わなければ、せっかくのフッ素塗料がはがれやすくなることも。

事前の下地チェックと材料選定は、欠かせないポイントです。

デメリット④|ひび割れには弱い場合がある

フッ素塗料は塗膜が硬く割れやすいという一面もあります。

地震や建物の動きによって外壁に小さなクラック(ひび割れ)ができたとき、柔軟性がある塗料なら追従してくれますが、

フッ素塗料は伸縮性が低いため、割れてしまうリスクがあるのです。

特にモルタル壁や築年数が古い家では、柔軟性を持つ下地材との併用や、別の塗料を選ぶ判断も必要になります。

デメリット⑤|重ね塗りや塗り直しが難しいケースも

一度フッ素塗料を使った外壁は、将来的に別の塗料を重ねることが難しくなることもあります。

理由は、フッ素塗料の持つ高い撥水性と低付着性

これがかえって、他の塗料をはじいてしまう原因になるのです。

そのため、後年に別の種類の塗料に変えたいとき、密着性に課題が出ることもある点は理解しておくと安心です。

後悔しないために知っておきたい注意点

フッ素塗料を選んでから「こんなはずじゃなかった…」と後悔しないために、
事前にチェックしておきたいポイントがあります。

以下では、失敗しやすい場面や、注意すべき判断材料を3つにまとめました。

フッ素塗料に向かない外壁とは?

すべての住宅にフッ素塗料が合うわけではありません。

以下のような外壁では、慎重に判断する必要があります:

  • ひび割れが起こりやすいモルタル外壁
  • → 塗膜が硬いため、ひびに追従できず割れる恐れがあります。
  • 築年数が古く、下地が傷んでいる外壁
  • → フッ素塗料の密着力が発揮されにくく、剥がれの原因に。
  • 旧塗膜がウレタンやアクリルなどの場合
  • → 材質の相性や密着性を再チェックする必要あり。

このようなケースでは、弾性タイプの塗料や無機+有機のハイブリッド塗料を検討する方が安心です。

失敗しない業者選びのポイント

高性能なフッ素塗料も、正しく施工されなければその力を発揮できません

後悔しないために、業者選びでは以下を確認しましょう:

  • フッ素塗料の施工実績が豊富か?
  • メーカー指定の施工方法を理解しているか?
  • 現場の職人が塗料に合わせた下地処理や養生を行えるか?

DIOhomesでは、すべての塗料において写真つきで施工報告書をご提出しています。

「ちゃんと塗られたか不安…」とならない体制を整えています。

見積もり時に確認すべき3つのこと

契約前の見積もり段階で、以下の3点をチェックすると失敗リスクを減らせます:

  1. どの塗料メーカー・商品名なのか?
  2. → 「フッ素塗料」といってもグレードに差があります。
  3. どの下塗り材を使うのか?
  4. → 密着性を高める下地材選びが重要です。
  5. 保証内容と保証年数は?
  6. → 耐久年数に応じた保証があるか確認しましょう。

不安な点があれば、遠慮なく質問することも大切です。

信頼できる業者は、どんな質問にも丁寧に答えてくれるはずです。

他の塗料とどう違う?無機・シリコンとの比較

フッ素塗料が高性能なのは確かですが、ほかの塗料と比較するとどうなのでしょうか?

ここでは、**よく検討される「無機塗料」「シリコン塗料」**との違いを、分かりやすく整理します。

耐久性と価格のバランスをチェック

塗料の種類耐久性の目安平均単価(㎡)塗り替え頻度特徴シリコン塗料約10〜13年約2,000~2,500円やや多いコスパ重視の標準塗料フッ素塗料約15〜20年約3,000~4,500円少ない高耐久・低汚染性が強み無機塗料約18〜25年約3,500~5,500円非常に少ない最高ランクの耐候性

📝 ポイント解説:

  • 長持ちで選ぶなら「フッ素塗料」や「無機塗料」がおすすめ
  • 費用を抑えたい方には「シリコン塗料」が人気
  • 無機塗料はさらに上位グレードで、耐久性を最優先する方向け

見た目やメンテナンス性も比較ポイント

比較項目シリコンフッ素無機ツヤの持続○◎◎色あせへの強さ△◎◎汚れにくさ○◎◎柔軟性◎△△(製品による)

フッ素塗料は、見た目の美しさとメンテナンス性において、非常に優秀です。

一方、柔軟性はやや低めなので、モルタル壁などには注意が必要です。

無機塗料との違いも気になる方は、こちらの記事もおすすめです:

👉【無機塗料のランキングと特徴を徹底解説

DIOhomesが提案する「最適な塗料の選び方」

外壁塗装で「どの塗料を選べばいいか分からない」という声を多くいただきます。

DIOhomesでは、塗料のスペックだけではなく、家の状態や住まい方に合った選択をご提案しています。

以下では、私たちが大切にしている判断基準と実際の事例をご紹介します。

外壁・立地・ライフスタイルを総合的に判断

私たちは、以下のような要素をバランスよく見ながら塗料をご提案します。

  • 外壁の素材・築年数
  • → モルタル/サイディング/ALCなどで適正が変わります
  • 立地環境
  • → 湿気が多い/海が近い/直射日光が強い など
  • ライフスタイルと将来設計
  • → 長く住み続けたい/いずれ売却予定/小まめなメンテナンスが難しい など

たとえば「もう20年は塗り替えたくない」という方には、フッ素や無機塗料をおすすめしますし、

「あと数年で建て替え予定」という方には、シリコン塗料などでコストを抑える提案も行います。

人気塗料の使い分け事例

実際にあった選定事例をご紹介します。

【事例①】神戸市|築18年のモルタル外壁

  • ヒビ割れが多く見られたため、弾性のある「ラジカル制御型塗料」を採用
  • フッ素塗料は耐久性で魅力的でしたが、割れリスクを避けるため別プランに

【事例②】伊丹市|築22年のサイディング外壁

  • 2階建てで足場費用が高いため、長持ち重視で「フッ素塗料」をご提案
  • 美観も重視されていたため、ツヤありタイプで仕上げました

【事例③】明石市|日当たりの強い立地

  • 紫外線対策として「無機塗料」を採用。遮熱機能付きのタイプを選定

相談から施工までの流れ

  1. 現地調査・ヒアリング(無料)
  2. → 外壁の状態・ご希望・ご予算を丁寧に確認
  3. 複数プランのご提案
  4. → フッ素だけでなく、無機・シリコン・ラジカルなど比較しながらご説明
  5. 塗装プランの決定とご契約
  6. → 使用塗料・工程・保証内容を明記
  7. 施工中は写真で進捗をご報告
  8. → 下塗り・中塗り・上塗りをすべて見える化
  9. 完了後は報告+アフターサービス
  10. → 安心の保証付き。万が一のトラブルにも迅速対応

まとめ|塗料選びに迷ったら、DIOhomesへ

フッ素塗料は、耐久性・美観・汚れにくさの面でとても優れた塗料です。

一度塗れば長く美しさを保てるという魅力があります。

しかしその一方で、

  • 価格が高め
  • 施工の難易度が高い
  • 柔軟性や密着力に課題がある場合も

といったデメリットや注意点も存在します。

「フッ素塗料にすれば間違いない」と思って選ぶと、

住まいや立地に合っていなかったり、仕上がりに満足できなかったりと、後悔するケースもゼロではありません。

DIOhomesでは、そういった後悔をさせないために、

✅ ご自宅の状態とご希望に合わせた塗料の提案

✅ 塗料の性質を熟知した職人による丁寧な施工

✅ 写真付きの施工報告と安心のアフターフォロー

を大切にしています。

「塗料選びで失敗したくない」

「どの塗料が合っているのか、ちゃんと相談したい」

そんな方は、ぜひ一度DIOhomesへご相談ください。

📞 ご相談・お見積もりは無料です!

🏠 神戸市・伊丹市・明石市など兵庫県全域対応

📷 すべての工程を写真でご報告します

🔧 塗料選びから施工・アフターまで丁寧にサポート!

👉 [DIOhomesの外壁塗装プランを見る]

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