ブログ

モニエル瓦の塗装は要注意!一般瓦との違いとは?

2025年8月23日

モニエル瓦ってどんな屋根材?

こんにちは、DIOhomesです!
今回は「モニエル瓦ってどんな屋根材?」という疑問にお答えしていきます。

最近では、塗装のご相談をいただく中で「この瓦って塗れるんですか?」というご質問をよくいただきます。特に注意が必要なのが「モニエル瓦」です。見た目はよくあるセメント瓦とそっくりなんですが、実は構造も性質もまったく違います。

まず、モニエル瓦とは、セメントと砂を主成分にして作られた瓦で、海外では「コンクリート瓦」や「スレートルーフ」とも呼ばれます。日本ではオーストラリアのモニエル社が輸入・販売していたことから「モニエル瓦」という名称が定着しました。

最大の特徴は、表面に施された“スラリー層”と呼ばれる着色仕上げです。これは着色セメントのようなもので、表面に薄く塗り付けて乾燥させており、顔料の定着には弱く、年月が経つと粉状に風化してくる性質があります。

これが、通常の塗装と大きく違う点であり、「塗る前の処理をしっかりしないと、数年で塗膜が剥がれる」といったトラブルにも繋がりやすい要因なんです。

ちなみに、ぱっと見では「セメント瓦」との区別が難しく、経験の浅い業者では見極めが甘くなることも…。
DIOhomesでは、屋根材の種類に応じた下地処理や塗料の選定を徹底していますので、モニエル瓦のような“ひと癖ある屋根材”にも、しっかり対応可能です!

次のセクションでは、
「モニエル瓦の塗装で注意すべきこと」について詳しく解説していきます。

モニエル瓦の塗装で注意すべきこと

モニエル瓦の塗装は、見た目が似ている「セメント瓦」と同じように考えると、失敗してしまう可能性があります。
その理由は、先ほどお伝えした「スラリー層」という特殊な表面仕上げがあるためです。

このスラリー層、経年で粉状に風化してくるため、塗装前にしっかりと除去しておかないと、上から塗った塗料が定着せずに剥がれてしまうんです。
この処理が甘いと、数年以内に塗膜がめくれたり、膨れたりといった症状が起こるケースもあります。

DIOhomesが行うモニエル瓦への塗装のポイント

🔧 ① 高圧洗浄でスラリー層を丁寧に除去
表面の粉化した層を残さないように、通常よりも入念な高圧洗浄を実施します。汚れだけでなく、古いスラリー層をしっかり落とすことが重要です。

🧪 ② 専用の下塗り材を使用
モニエル瓦には、スラリー層に対応した専用のプライマー(下塗り塗料)を使います。これにより、上塗り材の密着性をしっかり確保します。

🎨 ③ 通常通りの3回塗りを徹底
下塗り・中塗り・上塗りの3工程をしっかりと実施することで、長期的に美観と防水性能を保てる仕上がりを実現します。

万が一、スラリー層の存在を見落としたり、下塗り材を誤って選定してしまった場合、すぐにトラブルにつながってしまうため、“正しい知識と経験”が必要な塗装工事だと言えます。

DIOhomesでは、モニエル瓦に対応した施工経験をもとに、適切な処理と塗料を選び、長持ちする塗装を提供しています。

塗装できないモニエル瓦もある?

実は、すべてのモニエル瓦が塗装できるわけではありません。
状態によっては塗装をおすすめできないケースもあります。

✅ 塗装ができない代表的なケース

1. 瓦自体が劣化している場合
モニエル瓦は、製造から30年以上経っているものも多く、素材そのものが脆くなっていると、塗装しても瓦の破損や剥がれを防げません。
表面を触ってボロボロと砂のように崩れる場合は、すでに耐久性が失われている可能性があります。

2. 割れや欠けが広範囲にある場合
一部のひび割れ程度なら補修可能ですが、瓦全体に多数の割れや欠けがあると、塗装をしても意味がありません。
その場合は「葺き替え」や「カバー工法」など、根本的な工事が必要です。

3. 以前の塗膜が激しく剥がれている場合
前回の塗装が不適切だったケースでは、塗膜が層状に剥がれてしまい、下地処理をしても再度の密着が難しい場合があります。
この場合も、塗装を避けて別の対応を検討すべきです。

DIOhomesでは事前調査を徹底

DIOhomesでは、塗装前に瓦の状態をしっかりと診断し、
「この瓦には塗装ができるか?」「塗装以外の手段がベストではないか?」といった視点でアドバイスさせていただきます。

ご希望の方には現地調査・お見積もりを無料でご案内していますので、モニエル瓦の塗装を検討中の方は、まずはお気軽にご相談ください!

モニエル瓦の塗装は信頼できる業者選びがカギ

モニエル瓦の塗装は、専門的な知識と経験が必要です。
だからこそ、「どこに頼むか?」が仕上がりを大きく左右します。

モニエル瓦の施工経験があるかをチェック!

業者によっては、「セメント瓦と同じだと思っていた」「通常の塗料を使ってしまった」というケースも。
実際、スラリー層の存在を知らずに塗装してしまい、数年で剥がれてしまったというご相談もあります。

モニエル瓦にはモニエル瓦専用の塗装方法があり、
たとえばスラリー層の処理や、密着性の高い下塗り材の選定など、細かなノウハウが求められます。

業者選びの際は、以下の点を確認しましょう:

  • モニエル瓦の施工実績があるか
  • スラリー層の処理方法を明確に説明できるか
  • 適切な下塗り材を提案してくれるか
  • 工程写真や使用塗料の提示があるか

DIOhomesなら安心

DIOhomesでは、モニエル瓦に特化した塗装実績が多数あります。
現地調査の際には瓦の状態を丁寧に確認し、最適な施工プランをご提案。
使用する下塗り材や塗料も、耐久性・相性を考慮して選定しています。

その他の記事

外壁塗装

2025-10-15
外壁塗り替えはいつ?タイミングと施工の流れを徹底解説【神戸DIOhomes】

外壁塗装

2025-10-09
外壁の色はどう選ぶ?後悔しないためのポイント

遮熱塗装

2025-10-08
ただ塗るだけじゃダメ?夏に効く塗装の選び方

外壁塗装

2025-09-26
神戸で使える外壁塗装の助成金と申請方法

外壁塗装, 未分類

2025-09-25
神戸で30坪の外壁塗装をするといくら?相場の目安

サイディング張り替え

2025-09-24
神戸でおすすめのサイディング種類と選び方

外壁塗装

2025-09-20
神戸市で外壁塗装ならDIOhomesへ|地域密着の安心施工

外壁塗装

2025-09-19
フッ素塗料のメンテナンス事情|長持ちする理由と注意点

外壁塗装

2025-09-18
神戸の外壁に増えるカビ・コケの対策法

屋根塗装

2025-09-17
笠木とパラペットとは?役割や劣化症状をわかりやすく解説

外壁塗装

2025-09-11
プライマーとは?外壁塗装で使う理由と役割をプロが解説

外壁塗装

2025-08-31
フッ素塗料のデメリット5選|後悔しない選び方も解説