DIYとの違いは?プロが行う遮熱塗装の安心ポイント

最近は、ホームセンターやネット通販などで「遮熱塗料」が手軽に購入できるようになり、DIYで屋根や外壁を塗装しようと考える方も増えてきました。
しかし、遮熱塗装はただ“塗ればいい”というものではありません。
プロによる施工には、DIYではカバーできない多くの安心ポイントがあります。
この記事では、遮熱塗装におけるDIYとプロ施工の違いについて詳しく解説します。
1. 【塗料の品質と選定】市販品とプロ用では性能が違う
遮熱塗装を検討するとき、「市販の遮熱塗料を買って、自分で塗れば安上がりでは?」と思う方もいらっしゃいます。
実際、ホームセンターやインターネットでも“遮熱”をうたう塗料は手に入りますし、DIYブームの影響もあり、セルフ施工を検討する人は年々増加傾向にあります。
しかし、DIYで使える塗料と、プロが扱う業務用塗料とでは、そもそものスペックが異なることをご存じでしょうか?
✅ 市販品(DIY用)はこんな特徴が
- 一般の方でも扱いやすいように調整されている
- 1回塗りで済むものもあり、作業は簡便
- 下地の種類を選ばない「万能タイプ」として販売されている
一見便利ですが、この“万能”が落とし穴になることも。
建材との相性が悪ければ、本来の遮熱効果が出なかったり、塗膜がすぐに剥がれてしまうこともあるのです。
✅ プロ用塗料は何が違うのか?
- 遮熱性能はもちろん、耐候性や防汚性、密着力などが高次元でバランスされている
- 素材や地域条件、下地の状態に応じて、専用の下塗り材や工程が組まれている
- 塗料メーカーが性能保証の条件として「正しい使用方法」を指定しており、信頼性が高い
つまり、プロ用塗料は「誰にでも使えるように設計されている」わけではなく、適切な知識と施工技術を前提にして開発されている製品なのです。
2. 【下地処理の精度】塗装は“塗る前”で決まる
遮熱塗装に限らず、すべての塗装工事に共通して言えることがあります。
それは、「塗る前の準備(下地処理)こそが、仕上がりと耐久性を左右する」ということ。
どんなに高性能な遮熱塗料を使っても、下地が汚れていたり、劣化していたりすれば、塗料は密着せず、効果も長持ちしません。
✅ 下地処理とはどんな作業?
プロが行う下地処理には、次のような工程が含まれています:
- 高圧洗浄
→ コケ・カビ・砂埃・油分などをしっかり除去。
これを怠ると、塗料が「汚れの上に乗っている」状態になり、早期剥離の原因になります。 - ヒビ割れや欠損の補修
→ クラック(ひび)や素地の浮き・破損がある場合は、専用パテやシーリング材で補修を行います。
特に屋根や外壁は微細な劣化が多いため、目視+手作業の丁寧な確認が不可欠です。 - 下塗り(プライマー)の選定と塗布
→ 上塗り塗料をしっかり密着させるための“接着剤”のような役割。
素材や劣化状態によって、何を使うか・どれくらい塗るかが変わります。
✅ DIYでは見落としがちなポイント
DIYでよくある失敗例として、「洗ってそのまま塗った」というケースが挙げられます。
しかし、家庭用の水洗いやデッキブラシでは、古い塗膜の浮きや表面の粉(チョーキング)を取りきることは難しく、結果として密着不良が起こります。
また、下塗りの省略や誤った材料の選定も、塗装の寿命を縮める大きな要因になります。
3. 【塗膜の厚みと均一性】性能は「どれだけ塗ったか」で決まる
遮熱塗料の性能は、塗料そのものの品質だけでなく、「塗膜の厚み(膜厚)」と「均一性」が確保されているかどうかに大きく左右されます。
つまり、どれだけしっかり・均等に塗れているかが、遮熱効果を最大限に引き出すカギなのです。
✅ 遮熱塗料は「厚く塗ればいい」わけじゃない?
遮熱塗料には、メーカーごとに「この塗料は○○㎛(ミクロン)の厚みで塗ってください」という
指定の膜厚(塗膜の厚さ)があります。
この基準を守っていないと、以下のような問題が起こります:
- 薄すぎる場合:遮熱顔料が少なくなり、反射性能が落ちる・効果が出にくい
- 厚すぎる場合:塗膜が硬くなりすぎて、ひび割れや剥がれの原因になる
つまり、塗りすぎても塗り足りなくてもダメで、適切な量を均等に塗ることが非常に重要なのです。
✅ DIYでは難しい「均一に塗る」作業
DIYで遮熱塗装を行った方の中には、「見た目はキレイなのにあまり効果が感じられなかった」という声もあります。
これは、塗りムラや塗布量のばらつきによって、遮熱機能がきちんと発揮されていない可能性があります。
屋根や外壁は、材質や形状、日射の当たり方も均一ではありません。
ローラーや刷毛の角度・力加減・塗り方向などが微妙に違うだけで、塗膜の厚みに大きな差が生まれてしまうのです。
✅ プロは“見えない厚み”を管理している
- 塗料メーカーが指定する塗布量(㎡あたり◯kg)を厳守
- 使用塗料の量を記録し、塗布面積に対して正しく使われているか確認
- 必要に応じて、膜厚を測定できる専用機器を使ってチェック
- 吹き付けやローラーの種類、塗装スピードも調整して「均一な仕上がり」を実現
見た目では分からない“機能性の精度”こそ、プロの腕が問われる部分です。
このように、遮熱塗料の力を最大限に引き出すには「正しい厚みで、均一に塗る」ことが不可欠です。
そのためには、経験・技術・管理体制を持ったプロの施工が必要不可欠といえるでしょう。膜の薄さから遮熱効果が出なかったり、見た目に差が出ることもよくあります。
4. 【高所作業の安全性と仕上がりの美しさ】
遮熱塗装は屋根や外壁など、高所での作業が基本になります。
このため、施工にあたっては高度な安全管理と足場の確保、さらに美しい仕上がりを意識した技術が必要不可欠です。
「自分で屋根に登って塗ってみようかな」と考えたことがある方もいらっしゃるかもしれませんが、高所作業には予想以上の危険が潜んでいます。
✅ 高所作業はプロでも気を抜けないリスクがある
屋根の上は傾斜があり、表面も滑りやすく、さらに日中は照り返しで高温になります。
夏場の屋根表面は60℃〜70℃に達することもあり、短時間で熱中症や足元のやけどのリスクも生まれます。
加えて、以下のような危険も考えられます:
- 足を滑らせての転落事故
- 塗料や道具を落としてしまい、家族や隣家への被害が発生
- 無理な姿勢で作業して体を痛めてしまう
こういった事故やトラブルを避けるには、足場・安全帯・滑り止め・作業手順の徹底管理が必要です。
プロの現場では、安全に作業を行うために、必ず法令に基づいた安全対策を講じています。
✅ 安全だけじゃない。見た目の仕上がりにも大きな差
高所作業のもう一つのポイントは、「仕上がりの美しさ」。
自分では見えにくい場所でも、実は地上から見たときに塗りムラや垂れが目立ってしまうことがあります。
プロの施工では以下の点を意識して仕上げます:
- 均一な塗膜になるよう、塗る方向やローラーの回転まで計算
- 隅や端部(ハジ)も丁寧に塗り込むことで塗り残しゼロを実現
- 雨樋やサッシなど、塗ってはいけない部分をしっかり養生(マスキング)
- 塗料の垂れ・ハネ・飛散がないよう、細かなところまで配慮
こうしたプロの技術によって、耐久性だけでなく見た目にも美しい塗装が完成します。
5.【保証とアフターサポート】塗った後も安心できるかどうか
遮熱塗装は、塗ったその日から効果が期待できる施工ですが、**本当に大事なのは“塗った後の安心感”**です。
せっかく時間と費用をかけて塗装しても、すぐに不具合が出たり、誰にも相談できない状態では意味がありません。
DIYでは、「塗るところまでは自分で頑張れるけど、もし失敗したらどうしよう…」という不安を抱える方も多いはずです。
一方、プロに依頼すれば、塗装後も安心して暮らせる体制が整っているという大きなメリットがあります。
✅ DIYではすべてが自己責任に
市販の遮熱塗料を使ってDIYした場合、
- 塗りムラや剥がれが起きても、自分で補修するしかない
- 効果が出なかったときも、原因の特定や対処ができない
- 高所作業で事故や物損が起きたときも、補償はない
つまり、施工後に何か問題が起きても誰も助けてくれないという状況になりかねません。
特に遮熱塗装の効果は「表面温度」や「室温」など、数値で測定しづらい部分もあるため、DIYでは“効果が出ているかどうか判断が難しい”という声もよく聞かれます。
✅ プロ施工なら、保証とアフターサポートが付く
DIOhomesのような専門業者に遮熱塗装をご依頼いただいた場合、施工後も安心して暮らしていただくための保証制度とサポート体制が整っています。
- 遮熱塗装の施工保証(最長10年)
- 不具合があった際の無償補修・手直し対応
- 年次点検や定期メンテナンスのご案内
- 屋根・外壁の再診断・再提案も柔軟に対応
また、DIOhomesでは施工前後の写真を記録し、お客様に「どこをどう塗ったか」「どんな塗料を使ったか」まで可視化してご説明しています。
これにより、「どんな工事が行われたのかがよく分からない」という不安も解消できます。
✅ 何年先も安心して暮らせる遮熱塗装を
遮熱塗装は、単に「塗るだけ」の工事ではなく、快適な暮らしと建物の寿命を守るための“投資”ともいえる施工です。
だからこそ、塗った後のサポート体制まで含めて、信頼できる業者を選ぶことが大切です。
DIOhomesでは、施工前のご提案から施工後のアフターフォローまで、お客様との信頼関係を大切にした一貫対応を心がけています。
まとめ|遮熱塗装こそ、プロの技術と知識が活きる施工です
遮熱塗装は、家の暑さ対策・光熱費削減・快適性向上に役立つ、非常に魅力的なリフォーム手段のひとつです。
その一方で、「ただ塗るだけでは効果が出ない」「正しい手順で施工しないと意味がない」という、専門性の高い工事でもあります。
今回ご紹介したとおり、遮熱塗装には以下のようなプロならではの対応力が必要です:
- 塗料の性能だけでなく、建材との相性を見極める力
- 洗浄・補修・下塗りなど、丁寧な下地処理の技術
- 膜厚や塗りムラを管理する、施工精度と管理体制
- 高所でも安全に、美しく仕上げる経験と段取り力
- 万が一に備えた保証とアフターサービス
これらをトータルで満たせてこそ、遮熱塗装の本来の性能を100%引き出すことができるのです。
安く済ませたいDIYか、安心を買うプロ施工か
遮熱塗装を「DIYで安く済ませたい」と思うお気持ちも、もちろん理解できます。
ですが、もし「しっかり効果を実感したい」「長く安心して暮らしたい」ということであれば、プロに任せる価値は十分にある施工だと断言できます。
DIOhomesでは、お客様の住まいやライフスタイルに合わせて、最適な遮熱塗装プランをご提案しています。
施工の質だけでなく、事前の丁寧なご説明や施工後のサポートまで含めて“安心と満足”をご提供できるよう努めています。
まずはお気軽にご相談ください
「遮熱塗装ってうちにも必要?」
「DIYも考えていたけど、プロの意見も聞いてみたい」
「どの塗料がいいのかよく分からない…」
そんな方は、どうぞお気軽にDIOhomesまでお問い合わせください。
無料の現地調査・お見積もりにて、あなたの家に本当に合った遮熱塗装をご提案いたします。
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